学童保育タイプの放課後等デイサービスとは
原則として、6歳〜18歳までの障害を持ったお子さんが利用することができる「放課後等デイサービス」。
それぞれの特性に合わせた施設を利用することで、お子さんの発達を支援してもらうことができ、保護者も程よくお子さんと距離を置くことができるのでリフレッシュすることができるといったメリットもあります。
さて、そんな放課後等デイサービスの中でも、特に自由度が高い傾向があるのが「学童保育タイプ」と呼ばれるタイプの放課後等デイサービス施設です。
学童保育タイプの放課後等デイサービスは、小学校などで活用されている「学童保育」に近い形の放課後等デイサービス施設となります。
一般の学童保育との違いは、利用対象者が自治体発行の「受給者証(通所受給者証)」を持っていることが条件となっている点です。
また、一般の学童保育では両親の労働状況が考慮されるケースがほとんどですが、放課後等デイサービスの場合は親の就労の有無は特に問われることはありません。
学童保育タイプの支援内容は?
学童保育タイプの放課後等デイサービスで過ごす時間は、施設によってその内容は異なりますが、基本的には一般の学童と同様、比較的自由な時間が多く設けられているのが特徴です。
宿題やおやつ、掃除、お友達とのゲームや遊びなどをして過ごすので、家で過ごすのに近い感覚でのびのびと過ごすことができるようです。
とはいえ、宿題の時間や遊びの時間など、ある程度時間を区切って活動しているところがほとんどなので、集団に合わせた行動の仕方なども身につけることができます。
また、さまざまなお友達と接する機会を設けることで、他者との関わりやコミュニケーションについて学ぶことができるのも大きな魅力です。
また、学童保育タイプの放課後等デイサービスでは、児童発達支援管理責任者が「個別支援計画」と呼ばれる療育プログラムを作成しています。
こうしたプログラムは、一般の学童保育では用意されておらず、放課後等デイサービスならではの活動といえます。子供一人一人の課題に合わせた支援を行えるようなプログラムとなっています。